噛み合わせと姿勢の関係

人間の頭は、脊柱(体を支える軸)の上にあり、ボーリングの球くらいの重さ(約5〜6Kg)があります。その頭で唯一左右前後に動くのは下顎です。この下顎がほんの少しズレると一番上にある頭の重心がズレる事になり、その影響は全身的にかなり大きなものになります。正常な(噛み合わせがズレていない)人は左右前後のバランスが取れていて重心は真ん中にあり、脊柱は後方から見ると真っ直ぐになっています。仮に、この下顎の歯の噛み合わせが、左にズレたらどうなるでしょう?左にズレると言う事は、重心が左に傾くことになります。左に重心が傾くと全身のバランスを取る為に脊柱を曲げてバランスを取ろうとします。当然肩の高さも変わって左肩が下がってしまい、骨盤は左上りになる事が多いです。そうなると、左半身は圧迫されるという事になります。実際左に重心を掛けて休めの姿勢で立ってみて、全身鏡で見てみたらわかると思います。人間の身体は、外部からの衝撃から大切な部分は守られる様な構造になっています。中枢神経(脳と脊髄:神経系の中心部分)は頭蓋骨・脊柱(背骨)という硬い骨で守られています。また心臓・肺は肋骨、内臓と生殖器は骨盤で守られています。しかし、姿勢の崩れによる内部応力は防げません。この姿勢の崩れと噛み合わせのズレは密接に関係しており、姿勢の崩れによる内部応力によって神経系、血管系、リンパ系などに影響を及ぼす可能性があります。

“姿勢の崩れは万病の元“と良く言われますが、噛み合わせを正し姿勢を良くしていくと身体に色々な変化が現れるのも事実です。Instagramにリンク貼ってますので是非見てみてください

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